伝統の桐箪笥(桐たんす)、モダン桐家具、桐玩具、桐小物の通販*オーダーメイドも承ります|茂野タンス店

有限会社 茂野タンス店 桐工房SHIGENO 創業1926年

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桐たんすのお手入れ法

桐たんすのお手入れ法

20120908

 

 昨日、桐たんすを2年前にお届けしたお客様の所へ様子伺いに行ってきた。

 Ⅰ様、ありがとうございました。

 

伊藤さま桐たんす2

 

 桐たんすのお手入れ法は、基本的に乾拭きで良い。

 今回ではないが、以前、デパートの販売員の方から説明をよく受けていないお客様が、一度濡らして、良く絞った雑巾で桐たんすを拭いた事があったが、それでは駄目である。雑巾でふいた分だけそれが跡になるのである。

 桐たんすの塗装法は、他の家具と違い、かなり特殊である。弊社は、納品の際に一通り説明するのだが、その情報がお客様へ確実に伝わっているか、というと定かではない。

 桐たんすの塗装は、一般的にトノコ仕上げと言って、桐たんすの木地の上から刷毛でトノコとヤシャと水を混ぜて塗るのである。

 

 トノコとは、粒子の細かい土と考えると良い。国産のトノコは、京都の山科地方でしか取れないと聞いている。

 

 ヤシャは、植物の実を煎じた液体である。ヤシャでなくて、最近は大和液という人工の着色料を使うメーカーも増えてきた。

 

 ヤシャを入れるとトノコだけでは出せない深みのある色合いが出せる。昔、ヤシャは「魔法の水」と言われていた事もあった。

 その後、ロウ仕上げをして、最後は、防水加工もするのだが、この防水加工は一般的に完全防水ではない。時間とともに防水力が消えていくために「桐たんすは水に弱く、手でさわると跡が付く。」と言われる。

 

 基本的に着物を入れる箱だったので、水周りと関係なく、高級な伝統的工芸品の定番として流通してきたのだ。

 

 

 しかし、最近は、居間や寝室におけるモダン桐家具としての桐たんすが売れているので、トノコ仕上げ以外の塗装が増えてきた。

 焼杢仕上げ、拭き漆仕上げ、オイル仕上げ、ウレタン仕上げ、木地仕上げなど国内塗料に限らず、ドイツなどの海外製の塗料も使われるようになってきた。

 

 桐たんすのお手入れは、基本的に乾拭きで良いのである。

 桐たんすは、実は、条件がそろうと、カビが生えることがある。

 適度な湿気があり、ほこりがあり、あまり使わない状態で桐たんすをほっておくと、カビが生じる事がまれにある。

 これを回避するためにも、ほこりを取り除く、「乾拭き」が大事なのである。

 桐たんすは、柔らかくて、汚れも付きやすい家具かもしれないが、江戸時代から続くこの伝統家具が、なぜ絶えないかというとキズや汚れが付いてもすべて修復できるという特徴を持っているからである。

 修理できる家具というのは、当たり前に世界中にあるが、修復して、新品に戻る家具という実に珍しいのである。

 この桐たんすの能力を考えた先人に感謝したい。

 ありがとうございます!

2012-09-08 11:09:00

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