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有限会社 茂野タンス店 桐工房SHIGENO 創業1926年

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北川机、津波の爪跡

北川机、津波の爪跡

2012 1118

 先日、昨年の東日本大震災の津波でやられた、弊社の「北川机・漆仕上」がお客様の所から戻ってきた。

 このお客様は、宮城県の方で、当時、池袋にあった全国伝統的工芸品センターで「北川机」を見て、購入して頂いた。

 お客様は、呉服店のオーナーでそれからお客様とのお付き合いが始まる。

 「北川机」がきっかけとなり、それが縁で商売の取引が始まったという訳である。

 それが、昨年の津波で壊れたのである。海の大波にさらされたが、無事に回収したとの事である。

 漆の色は、黒くなっているが、漆は桐素材を十分に保護していて、津波にもまれたとは感じさせないほどである。

 津波の爪跡1

津波の爪跡2

津波の爪跡3

津波の爪跡4

津波の爪跡5

 かなりやられている。ぼこぼこになっているが、今回は、完全修復せずに、ホゾ組を組み直す程度の修復で良いとの事である。

 完全修復もできるのだが、それをすると、新品を買うほどの手間がかかる事になる。

 今回は、天板と脚を組み直すだけの修理・ご依頼になった。

 ちなみに「北川机」新品は、下記である。

 北川机1

 この北川机は、桐の三枚板をホゾ組した、単純な構造である。

 デザイナーで木工作家でもある、北川八十治氏のデザインである。

 サイズは、横幅800×奥行400×高さ280mmで拭き漆仕上げである。定価は、63,000円。

 我々たんす屋は、このようなホゾが飛び出る構造のものを作らない。我々たんす屋のホゾ組は、天板と側板と平らが普通である。

 北川氏のデザインは、桐たんすではなく、木工作家としての発想と感覚である。

 これらは、大いに刺激的であり、勉強になる。本当に有り難いと思う。

 北川さん、ありがとうございます。

 

 弊社には、文士(BUNSHI)という同じサイズのホゾを出さないデザインのものもある。

 北川机は、デザイン的にゴツゴツした感じがするが、機能的な点がある。

 天板から飛び出たホゾが筆(ペン)が転がった際に止める役目をする。

 筆転がし天板の文机は、天板が上方向に反ったデザインのモノが多いが、同じような機能がある。

 もう一つは、北川机を使わない際に、90度回転させて側板を下にした場合、ホゾが飛びでた分だけ少し傾斜が付いて、倒れにくいと言う点である。実際に使っているお客様から指摘を受けて、なるほどと感じた。

 

 宮城県のⅠ様は、この北川机に当初、感銘を受けて、非常に気に入って、購入したと聞いている。

 今回は、修理に約2週間程度かかる。

 Ⅰ様、本当にありがとうございます。

 北川机は、直り次第お送り致します。  これからも宜しくお願い致します。

 ありがとうございました。

2012-11-18 16:58:50

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