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2017 0203 今日は節分である。 先月、出張の帰りに時間があったので、世界遺産に選ばれた富岡製紙場に行って来た。 入ってすぐのところである。混雑するほどでは無く、しかし、平日の割には人が入っていた。 修復している過程を紹介しているパネルである。 近くで見たら判ったのだが、これは良く出来ている巨大なビニールシートである。 本物の富岡製紙場では無い。この巨大なシートの向う側に修復中の工場があるのだ。 巨大な疑似シートは遠くでみると判らないものである。 近くに来てもつなぎ目が無ければ騙されそうである。 このくらいの距離だと騙される。本物の富岡製紙場に見えるのである。 こちらは、別棟の本物の工場外壁である。 大きな煙突である。 現役の時にはかなり活躍したに違いない。 この建物のアタン外壁のサビ具合が時間の経過を物語っている。 中は綺麗になっていた。 良くみるとバケツが置いてある。雨漏りがあるのだろうか。 この工場に女工さんが実に多く働いていたのだ。 ここで女工として技術を学び、他の製紙工場へ行って指導する方もいたと言う。 また、途中で病気になり、過労で病死する女工さんもいたと言う。 近代日本の礎として、富岡製紙場は栄えた。 その役割が終わり、世界遺産に選ばれた事に喜ぶ人は多いと思う。 しかし、当時働いていた女工さん達はどんな気持ちで働いていたのだろうか? その気持ちや苦労を考えると、切なく、やり切れなくなる。 我々は実に生かされていると思う。 有難いと思う。
2017-02-03 19:44:22
社長日記 | コメント(0)