お預かりした古たんすを再生・修理して出荷しました。
お預かりした古たんすを再生・修理して出荷しました。
2017 0802
お預かりしていた古たんすを再生して、昨日、出荷した。
Nさま、本当にありがとうございました。
お客様からお預かりしたのは、今回で2棹目である。
1棹目の出来が良かったから、別の古たんすも修理・再生もご注文頂いた。

古たんすの元の画像を探したが、撮影していないようだった。
これは、木地直しの作業である。
金具を全て外して、桐たんす本体を削っているところである。

この段階では、未だ木地なので綺麗な感じは無い。

木地の桐たんすにトノコで仕上げると綺麗になる。
トノコで塗装する事で木地ムラが無くなり、綺麗に見える。
女性の化粧と同じである。
金具は金具で再利用する。磨いてサビを落として、金具の地を出してから塗装する。

脇の金具、棒通しの座だけは、新品を使用した。
Nさま、本当にありがとうございました。
どうぞ今後とも末永く宜しくお願い致します。
2017-08-02 18:46:05
社長日記
| コメント(4)
コメント
髙橋登代子さま
「トノコ」は桐たんすの塗料ですが、若い方はほとんどの方が知らないでしょう。
桐たんすに使うトノコは、京都の山科産のものです。
粒子の細かい土と言うと、何であるかわかると思います。
ありがとうございます。
シゲノカツジ
/ 2017-08-22 17:36:18
”トノコ”って今の若い方御存じかしら?
”ソクエ”ってのもありますよね。
高橋登代子
/ 2017-08-17 12:46:59
髙橋登代子さま
コメントありがとうございます。
桐たんすの化粧直しをしてもシミが浮いてくるのは桐たんすによります。
渋抜き乾燥が十分にされた桐材を使用しているたんすはシミが浮いてくる事は少ないですが、
戦後くらいに作った桐たんすは渋抜き乾燥が十分でなく、シミが浮いてくることがあります。
シゲノカツジ
/ 2017-08-05 14:25:52
桐箪笥は、化粧直しをしても又シミがういてくると叔母が言っていました。
経験者です。どういゆうものでしょうか?
髙橋 登代子
/ 2017-08-03 11:00:10