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2019 0312 先日、お預かりした古たんすをご注文により再生し、改造した。 随分前の桐たんすであるが、お客様は、三つ重ねの上台を縦に使い、カラーボックスの ようなタナの付いた桐ボックスにして欲しいとの事。 中台と下台は、小袖たんすとして使うが、棒通しの金具が出て違和感あるので 天板を別途製作して上置きする事になった。 小袖たんすになる中台と下台の再生前である。 斜め前から見た図。 棒通しの出っ張りがやはり違和感ある。 再生後である。綺麗に仕上がった。 天板を付けた。上に載っているだけなので、簡単に取り外せる。 裏板は杉材であった。 傷みがひどかったので、埋め木したり、板を取り換えたりした。 棒通しの出っ張りが気にならない。 小袖たんすの誕生である。 無事に納品出来た。 Kさま、ありがとうございました。 今度は上台である。 扉が付いていたが、取り外す事になる。 中もお盆が入っていたが、3杯とも外して、中を一度カラにする。 我々メーカーのの発想だとこのままテレビ台にするくらいしか思いつかないが、 使用者であるお客様の発想は豊かである。 縦のものを横にするという発想は見事である。 横になっていた桐たんす上台を縦にして、四方を丸くして台を付けた。 扉もお盆も無しである。 部品を取り除くというマイナスの発想は、私にとっては、驚きであった。 最初は、カラーボックスのようにタナ2段を付けて3つに区切りたかったのだが、 入れるファイルの大きさの制限でタナ1段になった。 このように収納タナになった。 和室にとりあえず置いて撮影させて頂いた。 別のお部屋に設置するようだ。 Kさま、本当にありがとうございました。 心より感謝申し上げます。 どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
2019-03-12 17:09:23
社長日記 | コメント(0)