20091228
先程、弦巻孝一郎さんのお通夜に行ってきた。私にとって、弦巻さんは、ある意味特別な人であった。
しばらく、お会いしていなかったのだが、6年前に大腸がんになり、闘病生活を送っていたことは、知らなかった。お寺の住職さんが、数え年で60歳と言っていたから、恐らく満で59歳なのだろう。
弦巻さんは、物の見方を教えてくれた。ワビサビの世界とでもいうか、とにかく、数字では計れない、感覚でモノをみることの重要さを教えてくれた。
十数年前に一番上の子供が、まだ、小さい頃、一緒に石臼で餅つきをさせて頂いたのを今でも良く覚えている。
今は、町内で餅つき大会をするが、木の臼であって、石の臼は、弦巻さんのお宅だけでしか経験がない。
もっと長生きをして頂き、もっと色々な事を教えて頂きたかったのだが、非常に残念である。
棺桶の中のお顔を見て、本当に残念でならない気がした。人生は、あっという間に終わる。いつ終わるかは、誰にも判らない。だからこそ、毎日一生懸命に生きるのだ。
明日、死んでも良い人生。悔いのない人生を生きたい。
昔、カミさんに明日死んでも良い人生。と言ったら、彼女は、勘違いしていまった。残った私達は、一体どうなるの?無責任もいいところだわ。と。
未だに勘違いしているようだ。釈明する機会を待っているが、タイミングがつかめないまま、十数年も経った。
弦巻さんの創作活動で、モノをつくる何か喜びというか、とにかく感じるものがあった。記憶をたどりながら、教えていただいた事をこれから私は、実行していこう。
弦巻さんの冥福を祈って。合掌。
2012-08-22 17:56:00
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