弊社の製作現場は、お盆休みも無事に開けて今日から仕事開始である。
今日は桐たんす教室の日であった。
先日から修理再生中の明治時代の桐たんすが出来上がり、今日無事に納品して来た。
1棹め、再生前である。
斜め前から見た図。
1棹め、再生後である。
1棹め、斜め前から見た図。
2棹めである。
裏板に明治34年12月と書かれてある。
明治34年は、西暦1901年である。
西暦1901年と言えば、20世紀の最初の年で、この年にノーベル賞が創設されている。
ずいぶん昔の箪笥という事になる。
約120年ほど前の桐たんすである。
2棹めの再生後である。
1棹めと違う点は、引手金具のデザインである。
こちらは、楕円状の引手であるが、1棹めは角状のデザインである。
斜め前から見た図。
2棹めと1棹めのもう一つの違いは、1棹めは総桐たんすであり、2棹めは三方桐たんすであるという事。
裏板の明治34年の文字は消さずに残した。
今日、フローリングのお部屋に無事に納まった。
Zさま、3回目の納品でした。
本当にありがとうございました。