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古箪笥の丁番を改造。

古箪笥の丁番を改造。

2020 0822

今日は土曜日。

開催中のショールーム展示会も残すところ2日間となった。



昨日、お預かりした古箪笥の外丁番を改造して納品して来た。

桐たんすの扉を開け閉めする機能として丁番がある。

本体と扉をジョイントする役目があるのだが、昔は今と違い、外丁番だった。

今の新しい桐たんすは内丁番である。

昔の外丁番は、壊れる事が多く、修理再生の際には新しい外丁番に取り換える事が普通である。



しかし、今回のWさまにはこだわりがあり、昔の外丁番を付けて欲しかったのである。

その意図を上手く組めず、通常通り新しい外丁番を付けたのである。

納品後、前の丁番に取り換えて欲しいとのご注文を頂いた。

かなり、迷ったが、話合いにより前の丁番を前面切り取って、新しい外丁番の上に付ける事になった。



このようなリクエストは初めてである。

しかし、やれば出来るものである。時間はとてもかかったが。

丁番の改造001

丁番改造が終わった桐たんすの上台。


丁番の改造002

丁番の色が暗くて判りづらいが、古い丁番を切り取り、新しい外丁番の上に付けた。


丁番の改造003

拡大してみた。


丁番の改造004

畳のお部屋に無事に納まった。

Wさまは、92歳のおばあさまである。

とてもお元気で驚く。

昨日も午前中は畑仕事をしていたそうである。

丁番の改造005

隣には以前納めた日音・昇り「3.63胴丸六の三」があった。

Wさま、本当にありがとうございました。

勉強になりました。

どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
 

2020-08-22 17:40:11

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