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昭和26年の桐たんすを再生しました。

昭和26年の桐たんすを再生しました。

2020 0911

今日は金曜日。

明日も仕事なので今晩は早く寝るとする。



先日、お預かりしていた昭和26年の桐たんすを修理&再生し、出荷した。

今朝、お客さまからお礼のお言葉を頂いた。

この言葉を励みにまた頑張ろうと思う。

お客様のお褒めの言葉、お礼の言葉は、本当に我々の精神の癒しと肥やしになる。

有難いと思うばかりである。

昭和26年の桐たんす再生001

お客さまのお話では、タバコの煙で上台などは煤けていたそうだ。

塗装はとのこ仕上げでは無い、疑似ウルシのようなものを塗っていたようだ。


昭和26年の桐たんす再生002

金具を外し終わったところ。

付いていた金具は全て私が預かり、錆びを落としひたすら磨く。

無くなって不足している金具は、在庫から同じようなものを探す。

昭和26年の桐たんす再生003

木地直しである。上台裏板をカンナ掛けしている図。

昭和26年の桐たんす再生004

こちらは小箱の底板を削っている図。


昭和26年の桐たんす再生005

扉を削っている図。

一番時間が掛かるのは、木地直しの工程である。

丁度、地元の新潟経営大学の学生さんが見学に来ていた。


昭和26年の桐たんす再生006

木地直しが終了したところ。

これからこの木地と直した金具を塗装屋へ運ぶ。


昭和26年の桐たんす再生007

塗装と金具付けをして、完成である。


昭和26年の桐たんす再生008

扉を開けるとこんな感じ。

丁番は、新しい強度のあるものと取り換えた。

昭和26年の桐たんす再生009

斜め前から見た図。

昭和26年の桐たんす再生010

前飾りである。鳳凰の模様である。

ハンドルは無くなっていたので、在庫から探して付けた。

昭和26年の桐たんす再生011

こちらは、元々付いていた金具。再利用させて頂いた。

この箪笥は無くなったお母様が使っていた桐たんすだそうである。

お母様も生きていれば88歳になっていたそうだ。

Nさま、本当にありがとうございました。

どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
 

2020-09-11 18:47:58

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