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35年前の桐たんすを再生しました。

35年前の桐たんすを再生しました。

2020 0927

今日は日曜日。

一日、家の仕事をしていた。

洗濯、炊事、風呂掃除、庭の剪定、など。

会社へ来たのが夕方5時頃である。



昨日は、とても良い経験をした。

土蔵の2階から桐たんすを降ろせた事。

ワゴン車のハイエースがパンクしたが、無事にタイヤ交換した事。

2つとも若手職人関川君の大活躍で上手くいった。





実は昨日の午前中、実に珍しい体験をした。

35年前の桐たんすを再生し、無事に納品して来たのだ。

何が珍しいかというと、桐たんす納品設置時に家族の方全員で見守られ、設置後、ご祝儀とお赤飯を頂いたのである。

私がこの業界に入った約30年前は、そのようなふるまいを受けるのは珍しい事では無かったが

現在は、そのようなお客様は皆無である。

本当に有難いと感じた。

納品設置時は緊張もした。

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再生前の桐たんすである。

お嫁さんのお父様が婿入りの際に持参した桐たんすである。

普通はお母様が嫁に来た時の桐たんすというのが相場であるが、

お嫁さんのご実家はお父様が婿に入ったのである。

35年前というと昭和60年である。

サイズは横幅1,210✕奥行450✕高さ1,720mmである。

4.0天丸下三大洋という型になり、当時としても一番大きなサイズである。

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扉を開けたところである。

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扉に大きなキズが数ヶ所。

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本体の側板も変色していた。


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再生後である。

35年前の桐たんすというのは、我々の感覚だとそう古くない。

お預かりする桐たんすは、圧倒的に昭和20年~30年くらいのものが多いからである。

60年前~70年前のものが多い。

もちろん、それ以前、100年以上前のものもある。


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扉を開けたところ。

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斜め前から見た図。


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金具は茶金色の荒らしたものであるが、メッキの状態がとても良く、新品のようでもある。


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引手金具もこの通り。再利用した35年前のものとは思えない。


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和室に無事に納まった。


Sさま、Yさま、本当にありがとうございます。

ご両家の良いご縁を頂きました。

どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

 

2020-09-27 22:23:57

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