2022 0115
今日は土曜日。
会社はお休みの日ではなく、営業の日である。
2年ほど前に現場の職人から時代簞笥を展示品として新しく制作したらどうかの提案を頂いた。
時代簞笥とは明治時代などから作られている金具の沢山付いた簞笥を指す。
とても重厚な金具が沢山付いているのが特徴である。
仙台簞笥や岩谷堂簞笥などは時代簞笥のデザインが多い。
加茂桐たんすは、昭和の時代から金具を沢山付けないシンプルな簞笥が主流になっていた。
弊社の場合、時代簞笥は昔の桐たんすを再生する場合はあっても新たに
制作する事は無かった。

時代簞笥 雄蔵(ゆうぞう)
材質:桐、塗装:オイル仕上げ
サイズ:横幅840×奥行450×高さ830㎜
価格:495,000円(税込、送料別)
本体は新しく制作したのだが、金具は明治時代のモノを直して使った。

飾り簞笥としても良いかなぁと思う。
名前の雄蔵は、以前弊社に勤めていた職人の名前から取った。
その職人、雄蔵さんは、現在も元気で地元小学生の野球チームの監督をしている。
弊社に丁稚として14歳から勤め、50年近くも職人として働いて頂いた。
以前から私は、雄蔵さんに敬意を表して展示品に名前を付けたかったのである。
雄蔵さんは、二代め茂野榮一の右腕として職人ながら営業マンでもあり、
当時、会社として沢山の受注を一般顧客から頂いた優秀な方でもあった。
展示品をご希望の方はお早めに。
会社に貢献して頂いた雄蔵さんに心より感謝申し上げたい。
ありがとうございます。
2022-01-15 18:41:00
社長日記2022
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