2023 1115
今日は水曜日。
およそ19年前に製作した桐の押し入れタナ。
ご依頼があり、割れた裏板の修理のため、弊社に戻ってきた。
この押し入れタナの接着剤は、続飯(そくい)である。
続飯とは、ご飯粒のりの事である。
ご飯を皿に盛って水を加えてヘラで練ると続飯が出来る。
江戸時代、桐たんすの接着剤は続飯だった。
今は続飯を使わず木工ボンドを使用するが、お客様のご希望で続飯を使用した。

割れてた箇所は、ほぼ真ん中の線が1本あるところである。
埋木して直した。

正面から見た図。

斜め前から見た図。
続飯にした理由は、化学的な接着剤だとアレルギー体質のお子さんに害があるとの事だった気がする。
Yさま、この度はありがとうございました。
どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
2023-11-15 19:52:00
社長日記2023
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