2025 0105
今日は日曜日。
展示会初日である。
今日は婚礼家具「結 Yui」の開と昇をご紹介する。
数年前にデザイナー藤井敦志氏にデザインを依頼して製作した桐たんすである。
いくつかポイントがある。
①扉に付いている房。
昔の桐たんすの扉には必ず房が付いていた。この房には花嫁を守る護符の意味があったのだそうだ。
今は付けない房であるが、あえて昔の護符の意味を踏まえて扉に現代的な房を付けてみた。
この房は今回の為に試作した房である。
②横幅サイズ。
着物を入れるには内寸横幅900㎜、奥行380㎜必要だとされている。
しかし、それは二つ折りに着物を畳んだ場合である。
この桐たんす「結」は三つ折りで着物を入れる様に意図して製作された。
実は二つ折りに畳むのが常識だと思っていたのだが、最近は三つ折りで保管している
方も増えているようだ。
③婚礼家具という位置付け。
婚礼に桐たんすを持っていくのは激減している中であえてその市場に販売していく意図が
ある。デザインも曲面あり、平面あり、のかなり個性的な若者向けのデザインである。
この桐たんすはモダン桐家具に位置するのだろうが、デザイナーの形状へのこだわりが
職人泣かせとなっている。
扉を開けた図。
お盆は6杯、内小箱は2杯付いている。
こちらは「結 昇」である。
サイズは2棹とも横幅830×奥行500×高さ1,110㎜
価格は、 550,000円(税込、送料別)
桐の整理たんすだ。
現在、ショールームにて展示中である。
ご希望の方はお問合せあれ。
ありがとうございます。
2025-01-05 19:40:00
社長日記2025
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