2013 1230
先月、田上町地内にある桐の木を伐採することになった。
本数は多くあったが、桐たんすに実際に使える材は、1割もない。
歩留まりが悪いのは仕方がない。桐の木の産地などに比べれば、田上産の桐の木は育てている訳ではない。
昔は、加茂も田上も桐の木がたくさんあったと言う。
当時は、桐の木が高値で売れていたから、多くの方が好んで桐の木を植えた。
特に畑の脇に植えると、畑の養分を多く吸収して、桐の木は大きく育ったわけだ。
しかし、昭和40年前後くらいから桐の木が外国から輸入されるようになると、国産材が暴落して、高値で売れなくなった。
田上の近所の桐の木は、邪魔だから伐採してくれという依頼であった。
今回、伐採した桐の木も実際に使える所はわずかで、使えるようになるには天然乾燥した後なので、早くて3年後になる。
桐たんすは、高級であるというが、それ以上に凄い手間がかかっているのである。
チェーンソーで切断しているところである。
プロだけあって、実に短時間でテキパキと切断していく。
熊倉さんは、桐材をさかしている業者さんである。
ほんとうに真面目で一生懸命である。
二本の桐の木が交差して、まるで十字架のようである。
熊倉さん、本当にありがとうございました。
また、桐の木を提供して頂いた、Uさん、ありがとうございました。
最後に桐の木さん、本当にありがとうございます。
これからもヨロシクお願い致します。
2013-12-30 21:38:17
社長日記
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