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キリーちゃん積木が、パリの展示会に出品、展示販売されます。

キリーちゃん積木が、パリの展示会に出品、展示販売されます。

2014 0814

先日、連絡があり、9月からのパリの展示会、メゾン・エ・オブジェに弊社のキリーちゃん積木が選ばれた。

9月のパリの展示会に出品され、展示販売される事になる。

伝統的工芸品協会の皆様、関係者の方々、本当にありがとうございました!

キリーちゃんシリーズは、北川八十治氏のデザインである。1999年にGマークを所得している。

当時、端材で桐小物を作り始めていた頃だった。

私の想いと北川氏の考え・デザインが丁度合って、商品化が実現した。

商品試作から商品まで、恐らく、1年間も経たなかったと記憶している。北川氏にも感謝したい。ありがとうございます!

キリーちゃん積木35

上記は、キリーちゃん積木T-35のタイプである。

基本サイズが、35mmのもので、116ピース入っている。

キリーちゃんは、桐たんすの端材で出来ている。高級桐たんすの端材は、それまでは、全て焼却されていた。

積木や桐玩具を製作するようになって、端材活用の精神が会社内に発生した。

今では、端材のほとんどを2次利用している。

異業種の方々が、まったく別の用途に桐材を使用している。

これらは、素晴らしい事である。


キリーちゃん積木4501

上記は、キリーちゃん積木T-45である。

43ピース入っている。

桐たんすの端材は、端材とは言え、なかなか手に入らないものである。

ホームセンターなどで販売されている、桐材のほとんどは、中国産の桐材である。

我々は、桐材業者から桐の原木を一定量仕入れて、それを製品にする。

製材してから、天然乾燥に2~3年もかかる。

さらに、桐たんすとして実際に使用するのは、原木の3割~4割程度と言われる。

かなりの量を捨てているのである。

もったいないと約20年前に感じてた。

それから弊社の小物製作が始まったのである。



キリーちゃん積木4502

キリーちゃん、積木T-45の中のピースを出したところである。

桐たんすの端材は、柾材と三分板が多い。

柾板は、約4.5mmを削り、4~3mm程度になる。

三分板は、9mm強の厚さを削って、7~8mmになる。

35mmや45mmの厚さの積木を作るために厚さが足りないので、合わせる。

合わせる接着剤は、ソクイ(続飯)である。

ソクイとは、ご飯糊の事である。

昔、木工ボンドが市場に出現する前は、桐たんすの接着剤は、ソクイだった。

そんな先人の知恵を生かした商品が、キリーちゃんシリーズなのである。

この商品が生まれて、早15年が経とうとしている。

継続して、製作・販売できるのも多くの方々のご協力があるからである。


皆さん、本当にありがとうございます!

これからもキリーちゃん、ご愛顧のほど、ヨロシクお願い致します。



2014-08-14 18:11:44

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