2015 0118
朝、早く起きて、NHKラジオを良く聴く。「明日への言葉」という番組に北杜夫さんのお嬢さんが出演していた。
生前の北さんのお話がとても面白かった。
気になって、翌日、本屋で「どくとるマンボウ航海記」があったので、買って読んでみた。
これが、かなり面白かった。
私は、箪笥屋を主人であるが、こういう旅も良いなあと感じた。北氏の文章にはとても味わいがあり、引き込まれて行った。
実は、私は小説を読むのは苦手であり、どちらかと言うと漫画を好む。
小さい頃から漫画をしっかり、かっちり読んできた。
勉強の最中にも後ろめたさを少しばかり感じながらも、漫画の世界に飲み込まれて行った。
凄いと感じるのは、私の母である。私の漫画好きを判っていても、少しもとがめなかった。
有難いと感じる。
今現在、漫画は世界的にも文化と認められているが、当時は、漫画と本とは、別物であった。
漫画は、低俗なものという風潮がまだ強かった。
そんな中で、北氏の小説は、文字に弱い私にも読める、判りやすい小説である。
いくつもの言い回しが、とても素敵な気がする。こんな文章表現を良く考えつくなあと感心するものもある。
私は、桐と桐箪笥の世界で、北氏に負けない創作物を作りたい。
ありがとうございます。
2015-01-18 18:25:41
社長日記
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