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桐のボックススツールとテーブル

桐のボックススツールとテーブル

2015 0315

お客様から高さ350mm程度の低めのスツールが欲しいと言われて製作した。

約15年程前の事である。

最初は、横幅300✕奥行300✕高さ350mmの桐スツールだけだった。

その後、それが入るテーブルを考えた。箪笥屋であれば、箱型が得意なので、シンプルで使いやすさを考慮した。

それが、ボックススツール&テーブルである。

桐ボックススツール1

スツール6個が収納できるテーブルである。


桐ボックススツール2

ボックススツールを出すと上記のようになる。

テーブルだけだとかなり軽い。

桐の素材感が良く分かる軽さである。


桐ボックススツール3

テーブルは持ちやすいように穴を開けた。


桐ボックススツール焼杢仕上げ

今回、ご注文で持ちやすいように穴を開けた。

穴の部分が焼にくいだろうと考えていたが、実際に焼いてみると穴部分は上手く焼けた。

何事もやってみないと判らないものである。

「商品開発のヒントは、お客様にあり」である。

このボックススツールは、手掛け穴は付けたくないと思っていた。

デザインが崩れるし、穴のデザインが難しい。

しかし、実際に開けてみると、綺麗に焼けた。

今後は、お客様の声にもっと耳を傾けようと思う。

使いやすさは、個人差あるものの、メーカーは使い手の大事な声を無視してはいけないのだ。

I 様、この度は本当にありがとうございました。

どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
 

2015-03-15 17:05:40

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