2016 0503
今年も宮内庁からご注文があり、桐本箱を製作した。
毎年同じような大きさとデザインであるが、全く同じという訳では無い。
毎回、図面を確認して、その都度製作する。

貴重な書類や巻物などを長く保存するのには桐箱が適している。
平安時代に遣唐使が中国から宝物を持ち帰った際に保管する箱を桐箱にした。
高温多湿な日本においては、貴重品を保存するには桐素材が最適だと言う事を日本人は知っていた。
有難いことである。

ケンドン式の扉を外すと中には棚がある。

こちらは可動式の棚である。

これは、お盆が入っている。
総柾で材料を沢山使う。職人泣かせのご注文である。
本当に気を使うご注文であるが、有難いことである。
職人さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
2016-05-03 08:45:00
社長日記
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