思い出のある桐たんす、古くなった桐たんすを、きれいに修理して使うことができます。
古い金具を交換したり、状態によっては今ついている金具をきれいに磨き直して再利用できます。
修理の際に、仕上げの塗装を今までと違うものに変更したり、お部屋に合わせてリフォームすることも可能です。
金具だけの交換や、部分修理なども承っておりますので、お気軽にご相談ください。
※価格については別途お見積もり致します。
※価格は仕上げ直し(洗濯)をした場合の価格です。
※金具だけの交換や部分修理などは別途お見積り致します。また、金具を新品と取り換える場合と再利用する場合もご相談下さい。
※塗装は、一般的にはトノコ仕上げが多いですが、最近ではオイル、ウレタンなどの仕上げもあります。それらもご相談下さい。
※上記価格に送料は含まれておりません。
※上記に当てはまらない規格の桐たんすは、別途お見積り致します。
納品事例①
昭和30年代に製作された桐たんすを再生し、納品した。
三つ重ねの五の三である。
中台の大引出二杯目の引明けが無くなっていた。
この場合は、弊社の古箪笥金具在庫から同じような金具を探すことになる。
後で判ったのだが、上台だけ後口で製作した箪笥のようだ。
中台と下台は、金具と仕様は同じなのだが、上台だけ金具も仕様も違う。
はっきりしていたのは、本体脇に付いている棒通し金具である。
中台の棒が天板とつらいちになっているのである。
要は、下台と中台だけで使用していたのを後年上台だけ作ったようなのだ。
再生後である。
上台と中台のサイズもほぼ同じなので違和感はない。
ウォークインクロゼットに無事に納まった。
納品事例②
約70年程前の桐箪笥のようである。
総桐たんすでは無く、三方桐たんすであった。
しかし、桐でない内側杉の部分は比較的綺麗だった。
桐の方が高級材とされるが、杉の方が劣化が少ないので、見た目は綺麗である。
これはお客様の御宅にまだあった桐たんすである。
引き取るところから仕事の始まりとなる。
正面から見た図である。
扉を開けるとこんな感じである。
内側は一部カビが生えていた。
斜め前から見た図。
再生後である。
かなり綺麗になった。
金具は丁番のみ取り換えで、他は再利用した。
扉を開けるとこんな感じ。
内側のカビも取れて綺麗になった。
金具は磨いて錆を落としてから塗装する。
斜め前から見た図。
最初に置かれたお部屋に無事に納まった。
おばあさまも一緒に写って頂いた。
納品事例③
再生した古箪笥を新築のために建て替えたお宅へ納品して来た。
お預かりした期間は約半年間。
ご自宅を建て替えるというので、あらかじめ半年預かるというお約束の元、再生した。
斜め前から見た図である。
真ん中の鍵座が取れていた。
代替品を古箪笥の金具在庫から探すことになった。
天板もこのようにかなり汚れていた。
新しい御宅に無事に納品出来た。
ご自宅が見違えるように綺麗になっていた。
納品事例④
明治時代に作られた小たんすを修理再生した。
箪笥本体、時代金具ともにかなりの手間が掛かった。
再生前である。
金具の劣化は少ないが、一番上の引出しの上口はボロボロの状態だった。
桐たんす本体は、キズだらけで直しようが無い箇所もあり、場合によっては新しい板を加えた。
金具は、このように立派である。
当時の通常の金具よりも厚めに出来ており、内側はサビていたが、表面は塗装が施されていた。
ここらへんも金具が沢山付いていた。
再生前。 斜め前から見た図である。
外して磨いた金具を並べてみた。
現在の箪笥から比べると2~3倍の数が付いているように思える。
しかも、すべての金具がごっつい。
再生後である。塗装はウレタン仕上げである。
箪笥本体は格段に良くなった。
金具も黒で塗装し直した。
とても綺麗に出来上がった。重厚感もある。
Fさまの居間に納まった。
畳と障子戸と組子建具と三拍子揃っている。
Fさま、ほんとうにありがとうございました。
どうぞ今後とも宜しくお願い致します。